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会長挨拶

会長  越山 賢一

会長 越山 賢一

6月22日開催の評議員会と理事会をもって、2024年から2年間、引き続き会長職を任されることになりました越山賢一です。

前回の在任期間中は、公益財団法人北海道サッカー協会(HKFA)と公益財団法人日本サッカー協会(JFA)との関係性の保持、各地区FA、各種委員会および各連盟との連携など協会運営の難しさを実感いたしました。一方、フットボールファミリーのみなさんの熱意や多大なるご協力を得て、改めて北海道に秘めるポテンシャルを認識することもできました。

2期目に入り、私は北海道サッカーの発展に強い意欲を持ち、2つの特別委員会を開設いたしました。
第一に札幌サッカーアミューズメントパーク(SSAP)に併設し、HKFAが保有している合宿施設「北海道サッカートレーニングセンターハウス(愛称:夢きたれ)」の利活用を推進することを目的とした“夢きたれ特別委員会”です。コロナ禍によって多くの事業が制限され、“夢きたれ”の利用も大幅に減少してしまいましたが、今後の施設運営についてさまざまな角度から検討を重ね、施設の利用推進を決定しました。今後、グラウンドの真横にある宿泊・研修施設の利便性を生かし、地域や利用者が快適に使用できる施設を目指します。

第二に将来的財源確保に備え、外部資金獲得を目指す“マーケティング特別委員会”の開設です。
パートナーシップで得た財源をフットボールファミリーの将来的発展につなげたいと考えています。具体的にはサッカー人口の増加、あるいは低減につながるキッズ・4種、女子の事業の拡大、加えてシニア年代の環境整備に対して一層の戦略投資を行いたいと考えております。

そこで今期は2022年の会長就任時の「会長方針とサッカー協会の目標」をup dateしました。
お互いをリスペクトするというスポーツの原点を加えることで、より安心安全に楽しめる、というフットボールの地位向上を図りたいと考えております。

  • ・継承と革新の運営をする
  • ・HKFAファミリーの声を真摯に受け止める
  • ・スピード感をもって組織運営を行う
  • ・リスペクトがあふれる北海道サッカーを構築する

さらに会長の中期ビジョンを示しHKFAの目標実現を目指します。

1、【選手の強化】
全てのカテゴリーにおいて全国大会でベスト4以上を目指す。チーム強化はチーム単体に依存するところが大きいですが、北海道全域での指導力のさらなる向上、サッカーとフットサルの協働、複合的に結びつく審判員のゲームコントロール力の向上です。また長期的視野に立った選手の育成のためにも医学との協力が求められます。
2、【財務体質の強化】
財務の現行型から未来型にかじを取り、予算のコストセーブにて発生したメリットを努力部門へ還元することを進めます。さらに将来を見据えたキッズ、4種、女子と言ったグラスルーツ(草の根)活動、シニアの発展などに集中的な投資を考えております。
3、【組織の強化~HKFAの持続的運営】
加盟団体や各種委員会と目的や目標を明確化し連携強化をはかり、将来像を共有したいと考えています。またDX化を推進し、事務作業の効率化を図り、より効果的な協力体制を築きたいと考えております。
そのために、開かれた組織の構築、透明性のある予算配分によって、信頼される協会を目指します。

競技施設の不足、人口減少による登録者数減への対応などHKFAが抱える課題は山積しておりますが、フットボールファミリーのみなさんと協力し北海道のサッカー界をさらに発展させ、地域社会に貢献できる協会となるように尽力をしてまいります。

今後もご支援、ご協力を心からお願いしご挨拶といたします。

公益財団法人 北海道サッカー協会  会長  越山 賢一