皆さんいかがお過ごしでしょうか。
2025年もあっという間に3カ月が過ぎようとしていますが、年末年始に業務が立て込んでいたため、
久しぶりの会長ブログとなります。
さて、私事で大変恐縮ですが、先日2月11日にJFAハウスにて開催された
1級審判員および審判指導者勇退者表彰式に参加し、38年間の審判キャリアに終止符を打ちました。
今回、私を含めたインストラクターの8名と、19名の1級審判員が勇退しました。
特に私が審判委員長を務めていたころに若手だった清野裕介さんはJリーグ審判員として長年北海道の審判界を牽引されました。
手代木直美さんも、3大会のワールドカップで副審を務めました。
またその中にはワールドカップ2大会で笛を吹いた西村雄一さんも含め、多くの優秀な審判員が節目を迎えられました。
西村さんはまだ審判員を続けると思っていましたが、52歳で引退を決意されたようです。
他愛のない話をしながら記念写真を撮っている時、ふと昔の写真を思い出しましたのでご覧ください。
1994年、駒沢オリンピック公園陸上競技場での高校選手権2回戦、
優勝候補同士の清水商業高校と奈良育英高校の試合を担当した時の貴重な写真です。
副審は国際主審の太田潔さんと国際副審の松崎康弘さん。お二人とも数々の国際試合を経験し実績のある審判員で、
私と同年代だったこともあり仲が良く、審判員引退の時期も同じ頃でした。
そして若手審判員は2級審判員として将来を嘱望されていた22歳の西村雄一さんでした。
皆さんずいぶんと若かったですね。
さて、現役引退を迎え特筆すべきことは、彼らが立場を変え、これからの日本のサッカー界を発展させてくれることです。
手代木さんはすでにアジアサッカー連盟のインストラクターとして認定されていますし、
西村さんはJFA審判マネジャーとして北海道FAをサポートしてくれます。
もちろん清野さんもJFAインストラクターとして国内の活躍が期待されています。
このように、毎年早春には先輩たちが培った経験と知識が次世代に受け継がれ、サッカー界は成長し続けます。
私自身は指導者として既に48年が経ちますが、もう少し選手の指導を続け、審判員や指導者、
そして選手たちの活躍をフィールドの近くで見ることを楽しみにしたいと思います。
そして、HKFA会長として人材養成の環境整備を進め、未来がより明るく希望に満ちたものとなるように努力を続けたいと考えています。
↑懐かしの写真 左から西村さん、太田さん、越山、松崎さん
(1994年 高校選手権2回戦 駒沢オリンピック公園陸上競技場 清水商業高校 対 奈良育英高校 審判団)
↑ 西村雄一さんと