皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今夏、第21回岩内町長杯全道少年U-10サッカー南北海道大会(岩内町)、
フジパングループPresents 2024 ロバパンCUP 第56回全道U-12サッカー大会(苫小牧市)、
全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会(女子)(室蘭市)、
JFAU-12ガールズゲーム2024北海道第12回熊谷・髙瀬杯サッカー大会(旭川市)、
そして第39回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会(札幌市他)を視察しましたので、
大会の裏側をまとめてみました。
雨天実施となったのは苫小牧FAの主管となったロバパンCUPだけでしたが、
落雷防止事故対策ガイドラインに従って毎日の気象情報を確認するだけではなく、雷探知機を配置し、
各チームとグループチャットを活用し中断や再開の対応を構築していたようです。
決勝戦は天然芝グラウンドで実施したため、スタッフの皆さんは大雨のなか
会場設営に雨と汗でずぶ濡れとなりながら表彰式まで運営していただきました。
そのほかの大会は暑熱対策が行き届き、大きな事故もなく運営できました。
会場に目を移すと、インターハイ女子は室蘭FAの室蘭市から伊達市までの小一時間かかる距離に分散し、
また、全国48チームが10日間をかけたクラブユースは札幌FA、小樽FA及び空知FAの7会場という広域運営となり、
本部の広域運営には神経を使います。
特にクラブユースはJリーガーや日本代表を輩出する高いレベルということもあり、大会に対する要望も高い運営だったと聞いています。
半面、U-12の大会は1会場に2面以上を作る関係上、試合時間が短く、そして試合数が多くなります。
試合結果のとりまとめと公表など、1会場のトラブルが他会場の運営に狂いを生じさせることもあり全体的に緊張感を感じました。
大会の事前準備は、関係書類の整理と連絡事項の準備に気を使うだけではなく運営スタッフや審判員などの確保に奔走しています。
大会中はチームやスタッフ、担当審判員との連絡調整、さらにスタッフの弁当、交通費や謝金の準備と支払いなどに追われています。
大会終了後は担当者が中心となりますが、記録の整理や決算報告書の作成など、最も神経と時間を費やす仕事が待っています。
このように大会を運営するのですが、私がいつも申し訳なく思うことは、
スタッフの方々がご家族やご自分の時間を費やして活動していただいていることです。
私が視察した大会が特別ではありません。
ボランティアの皆さんが表に出ることは少ないのですが、
使命感と責任感によって大会が支えられていることに感謝するとともに頭が下がる思いで一杯です。
北海道サッカー協会会長として全道サッカーの発展という任務を背負っていることを再認識させられた夏となりました。
今後とも、北海道サッカーの発展のために共に歩んでいきましょう。