皆さんいかがお過ごしでしょうか。
2027年の第15回JFAフットボールカンファレンスの北海道開催が決定しました。
JFAフットボールカンファレンスとは、日本サッカー協会(JFA)が主催する国内最大規模の指導者研修会です。
既に多くの指導者に認知されていますが、本研修会をご存じない方々のために、概要をご紹介いたします。
2025年1月、熊本県熊本市において開催された第14回JFAフットボールカンファレンスでは、
「Japan’s Way~育成年代におけるタレントの発掘、個別育成の重要性~」をテーマに掲げました。
本カンファレンスの目的は、サッカーの将来的発展や世界的な指導理念を基盤に、参加者が学びを深めることにあります。
特に育成年代においては、現在のパフォーマンスだけではなく、将来性を見いだすポテンシャルを重視するという理念が強調されました。
この考えは指導者の資質向上のみならず、日本サッカー界全体のレベルアップにも寄与するといえます。
今回のカンファレンスには、FIFAで重要なポジションにつく指導者に加え、
森保一日本代表監督をはじめとする国内の著名な指導者も講師・パネリストとして登壇されたことで、
新たな視点と指導の奥深さを実感することのできる貴重な場となりました。
また、JFAフットボールカンファレンスは隔年開催されており、公式戦が少なく指導者が時間を確保しやすい年初に実施されます。
今回、クロージングセッションにおいて、2027年第15回JFAフットボールカンファレンスの開催地が北海道に決定したことが発表されました。
今回、私は指導者として参加するだけでなく、北海道FA会長として次期北海道開催への引継ぎセレモニーという重要な責務を担い、
熊本FA河田会長からJFAフットボールカンファレンスのペナントを引き継ぎました。
北海道FA上田技術委員長をはじめとする関係者の、熱心な誘致活動がやっと実を結びました。
これには、近年のオンライン研修形式の一般化も後押しになったと思います。
熊本大会では、田嶋幸三名誉会長、宮本恒靖会長、そして森保一監督らが全日程に参加されたことで、
直接お話を伺うという貴重な機会に恵まれました。
また、JFA技術委員長である影山雅永氏に対し、北海道開催決定への御礼を直接申し上げることができたことは大変有意義でした。
また全国から多くの著名な指導者が一堂に会するカンファレンスを通じ、その意義深さを改めて実感しました。
北海道や他の都府県からの現地参加者は、JFA/FAコーチ及び技術委員長が多く、オンライン研修形式での参加が増えていると推察されました。
ところが後日開催された北海道フットボールカンファレンスでは、多くの現地参加者が集まり、
参加アンケートには現地参加できたがゆえのポジティブな意見が多く寄せられていました。
北海道の指導者の皆様、2027年のJFAフットボールカンファレンスはぜひ現地参加し、刺激を受けてください。
世界の最新情報を学び、北海道サッカーの未来を共に切り開くことで、指導者の皆様自身のみならず、
北海道サッカーにとっても大きな力となると信じています。
2年後、現地で皆様とお目にかかれる日を心より楽しみにしております。