皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
すでにテレビ報道や新聞などでご存じの方が多いと思いますが、
今年度の第102回全国高等学校サッカー選手権大会北海道大会の決勝戦が厚別競技場から札幌ドームへと移ることになりました。
札幌ドームさんと北海道コンサドーレ札幌さんのご理解とご協力をいただき開催にこぎ着けることができました。
本当に感謝しかありません。
では私の考える札幌ドーム開催効果について述べさせていただきます。
まずは選手権北海道大会に出場する選手たちのモチベーションが高まることです。
私の指導経験からモチベーションが選手の上達に計り知れない力があることを目の当たりにしてきました。
そこで得たことは「公式戦の1試合は練習試合10試合以上の効果がある」ということです。
札幌ドームでの1試合は10試合行う練習試合よりも学ぶことが多いと信じています。
さらに今年の決勝戦は例年より1カ月ほど遅い開催となりますので、
決勝戦に進んだ2チームはより緊張感を持った練習を経験し、今後のサッカー人生に好影響を及ぼすと思います。
3種や4種の選手たちにとっても札幌ドームでプレーする夢が目標になり、
そして現実となったことで、これまで以上にサッカーに打ちこみ、
楽しくサッカーを続けてくれるはずです。
指導者にとっても同様です。
教え子が札幌ドームでいきいきと躍動する姿を想像することは指導のエネルギーになるでしょう。
選手たちの持つ力を最大限に発揮させる楽しみは、チームを持たない私には本当に羨ましい限りです。
各年代において多くの指導者の元で育った選手たちの活躍を楽しみに、ぜひ決勝戦に足を運んでいただきたいと思います。